2009/11/26

毎年毎年「今年のは最高の出来」(キリッ

ボジョレーヌーボー解禁、ということで皆さん飲んでますかーーーー!!!???
まあオレは酒キライなので飲んでないんですけど。
こんな時はなんか酒飲みがうらやましいんですけど。
オレだってそりゃあワイングラスをぐるぐる回しながらさぁ、
「ボディが強めだね(キリッ」とか言ってみてえよ。
こう、なんつーのかな、暖炉がある部屋でガウンっつーの?バスローブっつーの?あーいうの着て
テーブルの上に羽みたいなペンとインクのビンかなんか置いてあってな。


・・・なんかめんどくせーな。


あーちきしょう、なーにが新酒だバカ、ウェルチのブドウジュースのほうが5億倍うめーっつの。
大体あのキリッとしてる人たちはあれ分かっててやってんのかよ、毎年毎年サイコーじゃねぇか。
たまにはおめぇ、「今年のはとても飲めたものではないな ( ゚д゚)、ペッ!」
くらい言ってみろっつの。  言ったら言ったでまたムカつくんだろうけど。

ところでこのヌーボーさんってのは、ワインの産地での収穫の祝いとして飲まれたり、その年のブドウの良し悪しの判断の為に飲まれたり、というモノなんだってな。
っていう事はだ、これから何年だか何十年かして例えば2009年のボジョレーワインがお店に並んでるのを見て、
「ああ、あのボジョレーヌーボーの美味かった2009年のブドウで作ったワインか・・・どれ、一本買って帰るかな」みたいなね、人によってはそういう完結を迎えるイベントなのかも知れないね。

多分日本でボジョレーヌーボーっつーと、バブル期の成金の道楽だとか、ファッションとしてワインを飲む人のたしなみとか、なんだかよくわかんねぇけどまーた西洋かぶれのアホが騒いでるよ、みたいな感覚なんですよ。
そんでオレみたいなキモイ下戸が
「ボジョレーヌーボーなんて本場ではそんなに飲まれてる酒じゃねええええんだよ!! 日本人がバカ騒ぎしてるだけなの! 酒好きが見向きもしないようなモノありがたがってんじゃねーよ!バカ!ハゲ!!」
とか言う訳。

どっちでもいいんだけどな、そんなの。
ただ、こんな風に解禁日まで設定されてしまった背景に、ヌーボーファンと販売者のあまりの加熱があったんだって。 
誰よりも早く飲みたい、ドコよりも早く売りたい、そんな戦争の果てにまだ出来あがってもいねぇワインを出荷したとかしねえとか。
ブドウ育ててる人は怒るよね。 クリエイターが自分で満足できるまで仕上げないでモノを売っちまうツラさって、なんとなく解る気がすんのよ。 しかもモノっていうか生き物だしな、ブドウは。
そんなこんなでフランス政府的としてヌーボー解禁日ってのを決めた訳だ。
この熱狂的なヌーボー信者さん達が日本人だったのかフランス人だったのかはさておき、国が一つの自由を奪うくらいの社会的影響力のあるお酒だってことなのかね。 多分。

まあ色々どうでもいいわ。
普通ワインなんて金髪そばかすの天使みてえなナチュラル美人が素足でぐっちゃぐっちゃ踏んだブドウで作る夢の飲み物、みてえなイメージじゃん?
いやオレの中ではそういうモノなんだけど。
それを腹の出たオッサンがあつまってあーじゃねえこーじゃねえ言ってねーで黙ってありがたく飲めよって言いたい訳ですよ。

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